

来店型保険ショップがあるというのを聞いたのは2005年でした。いまでこそ店舗を構え、お客様が相談に足を運んでくださるスタイルも認知されてきましたが、お客さまのお宅にうかがうという旧来のスタイルで仕事をしていた当時の私にしてみれば「お客さまがわざわざお店まで保険のことを訊きにきてくれるはずはない」というのが率直な感想でした。
実際に現場を見に行ってみようと思ったのも自分の意見の正しさを確認しに行くくらいの気持ちでした。その時横浜にある本社で話を聞き、その足で港北店を見学。ちょうどそのとき飛び込みでお客さまが入ってきたのです。こんなはずはない、偶然かと思ってスケジュールを見せてもらうときちん予約も入っている。私の中で、疑問符がついていた「来店型」が、チャレンジしてみる価値があるものとなるまでにそれほど時間はかかりませんでした。話をうかがってから3ヵ月後には心を決め、半年後には1号店をオープンしました。

保険ショップビジネスを始める以前は、生命保険会社で約10年間、プランナーをしていました。仕事は充実していましたが、充実すればするほど一方では自社商品しか提案できないというジレンマが募るようになってきました。お話をうかがったお客さまにピッタリの保険が他社にあってもそれをご提案することができないのです。そうした保険ビジネスのあり方に疑問は感じていましたし、自分自身も仕事に対して完全燃焼できていませんでした。
当時に比べれば、今は自分自身が非常に満足して仕事ができています。もちろん、お客さまの満足こそが第一ですが、お客さまの喜びがよりダイレクトに感じられるようになったのです。そして、それができているのはほけんの窓口グループの的確なサポートのおかげです。たとえば実務面には多少明るかった私も店舗づくりについてはまったくの素人です。「来店型」で成功するためには商品はもとよりどういった店づくりをするかも重要。そうした部分を含めて出店までのプロセスを本当に丁寧にサポートしてもらいました。

05年、来店型保険ショップビジネスに出会ったときに芽生えた確信は今も揺るぎないものとして私の中にあります。大きな理由のひとつがニーズの高まりです。出店1号店は「ほけんの窓口」としては当時愛知県で2店目。それが現在、県内で15店舗(うち自社運営は3店舗)にまで増えているのですが、それでも客足が落ちないのです。これはつまり、それだけ来店型保険ショップビジネスが求められているということに他なりません。
また、来店型保険ショップには「相談をすれば専門家があまたある商品の中からピッタリな保険を探してくれる」という以上に「お客さまの生活の基盤となる街に店がある」という「安心」の意味もあると思います。だからこそ、これから来店型保険ショップビジネスにチャンレジしたいと思っている方には、片手間ではなく、この仕事を一生続けていくんだという強い覚悟を持っていてほしいと思っています。ある日突然店がなくなってしまうかもしれないような店では、お客さまも安心して任せてくれません。経営者としては町内会に加入したり、地域のイベントに協賛などして積極的に地域と関わりながら、さらに雇用を通じた社会貢献もしていきたいと考えています。