LPPお客様ストーリー わたしの「きづきずき」 Realization
お客様との「気付き(きづき)」からはじまる、「築き(きずき)」の積み重ね
無意識の前提より、今この瞬間が大切
思いもよらぬ切ない出来事
「たぶん何歳までは元気だろう」といった言葉を無意識のうちに口にしてしまうことはありませんか?
私がお客様に「まさかの出来事」をお話しするのは、その思い込みに向き合っていただきたいと願っているからです。
「まさか・・・」
お客様は、予想していなかった突然の深刻な病気の発覚に大きなショックを受けていました。
ご加入いただいた当時、現在のような「先進医療特約」はまだ存在していませんでした。その後、新しく発売はされましたが、契約内容の変更には一定の条件があるため、残念ながら新規加入は難しい状況でした。
お客様には治療という選択肢はあったものの、自費治療を決断するまでには時間がかかりました。高額な治療費に対する大きな不安と苦悩があったからだと思います。もし、先進医療特約があったなら、迷うことなく治療を開始できたことでしょう。このような時に保険でお客様をお守りできなかった経験は、今も私の心に深く残っています。
お客様は自費での治療を続けていらっしゃいましたが、数年間の闘病の末、ご逝去されました。ご遺族には保険金をお届けしましたが、ほとんどが闘病中に生じた治療費や、生活費などに充てられました。奥様は経済的な不安と心の痛みの中、当時まだ幼かったお子様と二人での生活となり、幸せだったご家庭が少しずつ変わっていく様子に、私は言葉に尽くせないほどの無力感にただ呆然とするばかりでした。
先進医療特約の保険料は、それほど大きな負担ではありません。
しかし、多くの方が「自分は大丈夫」と無意識に思い込んでしまいがちです。だからこそ、私はその必要性をしっかりとお伝えしていかなければならないと思っています。
信じられない突然の出来事
だんじり祭りの熱気が街を包む季節、その地域に暮らすお客様から嬉しいご報告が届きました。お客様には既に生まれていたのお子様の学資保険をご契約いただいていましたが、第二子が誕生されたというのです。
「これを機に、家族の保障をしっかり整えたい。今、寄り合いで忙しいから祭りが終わったら契約をお願いします」。頼もしい父親として家族を守ろうとする姿に、私は胸が熱くなりました。
その2日後、お客様の知人の方からの電話で私の心は凍りました。お客様が行事の最中に大きな怪我を負ったとのことでした。保険のご契約が完了していないので、保険金をお支払いすることはできません。「まさかこんなことになるとは思っていなかった」、その無意識の前提のもと、私はお客様を守ることができなかった。その悔しさは、保険担当者としての自分の存在意義を深く見つめ直すきっかけとなりました。
つい「まだ大丈夫」と思いがちですが、本当に大切なのは「この瞬間、何が起きても大丈夫」と言える備えを今この時に整えておくこと。私がお客様から教わったその大切さを、出逢う全てのお客様にも心を込めて伝えていくことに努めています。
私は保険が大好きです
お客様から学んだ5つの私の強み
きたのの1「保険が大好き」
保険に携わって34年間、「保険が心から大好き」と恋するような気持ちで走り続けてきました。「これは、いい商品!」と思うと自分でも加入してしまうほどです。自分自身が心から良いと思える商品だからこそ、お客様にも自然とその価値をお伝えできているのだと思います。
きたのの2「約束を守る」
保険会社に勤めていた頃、私は企業の職域担当をしていました。毎週火曜日と木曜日、社員食堂に通い続けること10年。都合がつかない日には、「来ました」と顔だけ見せて帰る(笑)。そのうちに、社員の皆さんの間で「火木は北野さん来る。北野さんは絶対に辞めない人」という言葉が定着しました。
競合他社が8社も出入りする中で圧倒的にご契約をお預かりできたのは、「約束を守る姿勢」を見てくださったからだと思います。お客様は保険会社の名前だけではなく、「誰から入るか」も見ているのです。社員食堂での何気ない会話や、顔を見せるその一瞬こそが、実はかけがえのないコミュニケーションだったのかもしれません。
きたのの3「お客様が大事」
どれだけ頑張っても、他社とご契約されるお客様もいらっしゃいます。
他社の担当者の対応を観察したところ、毎回必ず行われる2つの魔法のアクションを見つけました。
ひとつ目は、必ず設計書を持参していること。 ふたつ目は、ボールペンでくるっと丸を描く仕草です。
それまでの私は、手ぶらでお客様に会い、口頭で説明する時もありました。「資料」と「ペン」なら私にもできる、行動を変えてみると驚くほどお客様の反応が変わりました。
魔法のアクションを信じて実践したことで、お客様に「北野さんは本気で私のことを考えてくれている」と感じていただけました。信念をもって自分自身が行動を変えたことが、大きな成長につながったと実感しています。
きたのの4「心の底からの感謝」
すべてが順風満帆だったわけではありません。ある日突然訪れた「保険会社の破綻」。
「どう説明すればいいのだろう」という思いでお客様のもとへ足を運ぶと、お客様は私の想像を超えた言葉をかけてくださいました。
「北野さんが悪いわけではないし、どの会社だろうが一緒だから」その瞬間、私は「人生で初めて心の底からの感謝を実感」しました。
私が守っていると思っていたお客様に、実は私が守られていたのです。あの時のお客様の優しさと信頼が、私にとって大きな支えになりました。
この経験があったからこそ、私は今もこの仕事を「大好き」と言い切れるのだと思います。
きたのの5「お客様の幸せ」
「辞めない」という信頼を長年いただいてきた私にとって保険会社を「辞める」という選択はまるでお客様を裏切るような気がして弊社への転職は大変悩みました。ですが、お客様を大切に思う気持ちが私の原点であり、様々な保険商品からベストなものを選択できる方がお客様が幸せだと確信。これは、辞めるのではなく「移籍」だと気持ちを整理し、決断をしました。
ほぼ全員のお客様が「いいのがあったら入るから持ってきてね」と優しい言葉をかけてくださり感謝しかありませんでした。
これからも「保険が大好き、お客様が本当に大切」という自分の道を笑顔で走っていこうと思います。
インタビューを終えて
― インタビューにご協力いただきありがとうございます。北野さんは「私は保険屋さん」と言っていましたね。
正直に言うと、「保険屋さん」と言われると、馬鹿にされているように感じていた時期もありました。でも今は、自分から「私は保険屋です」と名乗るほど、誇りを持っています。
マネーセミナーでは、株式や資産形成、相続、事業承継など、幅広い知識が求められます。そのために私は本気で学び続けています。
たとえすぐに成果が見えなくても、その学びが自分自身の成長につながっていると感じ、お客様により深く寄り添えるようになるという実感があるからこそ、今、保険という仕事にやりがいを感じています。
北野 美也子